ジョジョアニメ:第4部 登場人物紹介・考察 第4部 登場人物
杜王町に潜む(変態)サラリーマン!アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」登場人物・吉良吉影 考察
2016/09/23
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」登場人物について詳しくまとめています。
今回は吉良吉影(きらよしかげ)について紹介・考察します!
原作漫画からのネタバレも一部含みますので、ご注意ください!
杜王町に潜む殺人鬼、吉良!
金髪に整った顔立ち。結構かっこいいですよね。
第4部の舞台である、杜王町で生まれ育ったサラリーマンです。
その正体は……
公式サイトでの紹介文はこちら。
周りからは仕事は真面目でそつなくこなすが、これと言って特徴のない影の薄い男と
言われている。しかし、その正体は昔から杜王町に潜んでいる殺人鬼であり、
美しい手の女性を次々殺害しては、切り取った手を持ち歩くという異常者。
吉良は杜王町に潜む殺人鬼でした。
日常と隣り合わせの不吉、表向きは普通のサラリーマンである吉良がそれを体現していますね。
15年の間、合計で48人もの殺人を犯しながらも日常に溶け込み続けていました。
物語では中盤以降彼を追う追跡劇が描かれ、仗助たちによって徐々にその正体が明かされていきます。
「スタンド使いはスタンド使いに引かれあう!」
第4部を象徴するこの言葉の元、吉良もスタンド使いと引かれあってしまったようですね。
ちなみに、吉良は第22話で重ちーと対峙しましたが、これがスタンド使いとの人生初の闘いでした。
吉良はどうしても平穏に暮らしたい
そんな異常な殺人鬼、吉良がなぜ15年もの間バレずに殺人を犯してこれたのでしょうか。
その理由は、平穏に暮らしたいという強い執念です。
本来吉良は高い能力を持っており、本人もそれを自覚しています。
しかし平穏を乱す、「目立つ」ということが何よりも嫌いな吉良はそれを徹底して隠し通してきました。
たとえば自宅にあるトロフィーや賞状はすべて3位で、かつそのジャンルさえもバラバラです。
これは偶然でも何でもなく、あえて自分の高い能力を抑え、かつ何を得意とするのかを隠すといったように計算し尽くされたものでした。
それでも抑えられない殺人衝動に対し、自身の殺人癖を知った人間は全員一人残らず「始末」してきました。
これを可能にしたのは紛れもなく吉良自身のスタンド、キラークイーンですね。
➡️能力はひとつだけじゃない!?アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」登場スタンド・キラークイーン 考察
上のページで詳しく解説していますが、スタンドは本体の精神力です。
よってキラークイーンにも、平穏に暮らすために証拠を消し去ること、これに特化した能力が発現したのだと言えますね。
変態サラリーマンの名の下に
上述のように殺人を隠し通し、会社の同僚などからは影が薄い男として認識され、どうやら平穏に暮らせているようですね。
しかしアニメで描写される吉良はかなり変態さが前面に押し出されていますよね。
殺した女性の手を常に持ち歩き、一緒にドライブ、お買い物、お食事などなど。
もちろん一人の手をずっと持ち歩いているわけではありません。(腐りますからね……)
密かに次なるターゲットの女性を探す生活を送っています。
第4部は平穏に暮らせている吉良の日常がスタンド使いたちによって壊されていくお話でもあるため仕方ないのですが、結構目立つんじゃないか?と思う言動もしばしば。
そもそも金髪に、紫色のスカしたジャケットと猫のドクロがついた奇抜なネクタイという格好一つとっても、目立ちますよね。
そして21話22話ではぶどうヶ丘中学校・高等学校に侵入、跳び箱の中に隠れたり、中庭で「ダメダメダメダメ…」と言ったり、突如廊下の窓枠に現れるなど、完全に不審者となっていました。
(上のシーンは高等部の廊下です)
➡️第22話 アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」あらすじ感想「吉良吉影は静かに暮らしたい その2」評価 重ちーの勇気が道を繋ぐ!
こんなに隠すために必死になっている吉良は、結構憎めない感じがしますね。
さて、第24話にてついに仗助らに追い込まれた吉良は、その執念から顔も名まえも別人となって逃げ切りました。
第4部の追跡劇はここで一度仕切り直しとなりましたね。
吉良はどこまで逃げ切れるのでしょうか。